博報堂マーケティングシステムズがサイトコア社のAIソリューション「Sitecore Stream」を日本で初導入
デジタルマーケティング活動基盤の設計、開発、運用支援を行う、株式会社博報堂マーケティングシステムズ(本社:東京都港区)は、2025年6月より米国に本社を置くSitecore Corporationの日本法人であるサイトコア株式会社(本社:東京都港区 以下Sitecore)が提供する次世代インテリジェント・デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(Intelligent DXP)「Sitecore Stream」を自社導入し、国内企業向けに活用支援の提供に向けた検証やメニュー開発を開始したことをお知らせします。なお、「Sitecore Stream」を自社導入し、支援を行うソリューションパートナーは日本では初となります。
これまで生成AIをマーケティングに活用する取り組みは多々ありますが、生成されたコンテンツがブランドのトーン&マナーに合わないことや、コンテンツやデータがAIモデルの学習に使用されることが課題でした。
「Sitecore Stream」は「ブランド認識型AI(Brand Aware AI)」により、企業が持つブランドガイドライン(トーン&マナー、カラーやレイアウト、Do’s/Don’ts等)や過去のコンテンツ資産を「Brand Kit」に取り込み、サイトコアが提供するCMS、検索エンジン、パーソナライズ、CDP、DAMなどの製品郡を横断してブランド独自の文脈を深く理解することで、生成するコンテンツや、マーケティング施策がブランドの個性に適合するように支援します。
これにより常に一貫性のあるブランドメッセージの発信やコンテンツの生成、それらを活用するためのロードマップなどがAIにより生成され、マーケティング担当者やコンテンツ担当者の業務効率の向上や工数削減が期待できます。複数ブランドを展開する企業ではブランドごとにキットを持つこともでき、それぞれの声色の違いにも対応します。
ブランドアシスタント機能によるキャッチコピー作成のイメージ図
また、コンテンツやデータはAIモデルの再学習(トレーニング)には使用せず、ブランドの一貫性を保つためだけに学習されます。SitecoreとMicrosoft社とのパートナーシップにより構築された、ブランドのコンプライアンスとデータプライバシーを保護するAIガードレールによって、エンタープライズレベルのセキュリティが提供されています。
博報堂マーケティングシステムズでは、デジタルマーケティングの戦略策定から実行までフルファネルで支援しており、サイトコア社とは2023年より協業をしております。「Sitecore Stream」の技術やCMSなどの各製品との連携、博報堂マーケティングシステムズがこれまで担ってきたデジタルマーケティングにおけるナレッジ・ノウハウを掛け合わせることでAI時代におけるこれからのマーケティングDX支援を提供していきます。
本件に関するお問い合わせ先
※Sitecoreは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるSitecore Corporation A/S 社ならびに/あるいはその子会社の登録商標です。 すべてのブランド名、製品名、商標はそれらの各所有者に帰属します。サイトコア株式会社は、Sitecore Corporationの日本法人です。